5歳になると、保育園での生活にも慣れ、自分の意思や好みがはっきりしてくる子どもが多いですよね。
言葉の理解力もアップし、日常会話も流暢になってくる時期なので、誕生日メッセージの内容にも少し工夫すると、子どもはぐっと喜んでくれますよ。
特に、保育園の誕生日会で読み上げてもらえるメッセージを準備する場合は「5歳児が自分でわかりやすい言葉選び」を心がけたいところです。
本記事では、親から5歳の子どもへの誕生日メッセージのアイデアや文例をたっぷりご紹介します。
また、保育園用にアレンジした書き方のコツから、成長を感じられるメッセージ作りのヒントまで幅広く解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
親から5歳の子どもへのメッセージ例文

ここでは、5歳になる子どもに向けたシンプルで伝わりやすい文例を紹介します。
短いものから、ちょっとエピソードを盛り込んだものまで、好みに合わせてアレンジしてみてくださいね。
短い誕生日メッセージ例
誕生日会で読み上げるときなど、あまり長い文章は難しいですよね。
でも、短い中でも愛情や祝福の気持ちがしっかり伝わるように工夫してみましょう。
「○○(子どもの名前)、5さいの おたんじょうび おめでとう。
いつも げんきに いっぱい あそんでいる きみを みると、
おとうさん(おかあさん)は すごく うれしいよ。
これからも だいすきな おともだちと、
たのしい ことを いっぱい してね。」
「○○、5さいに なって ますます かっこよく(かわいく) なったね。
おとうさん(おかあさん)は、きみの やさしい ところが だいすきです。
これからも、いっぱい みんなを わらわせてね。」
読みやすいひらがな例文
5歳児の中には、ひらがなを読む練習をしている子も増えてきます。
自分で読めるような文章にすると、さらに誕生日会が盛り上がるかもしれません。
「○○くん(ちゃん) 5さいの おたんじょうび おめでとう。
いつも にこにこして、
おとうさん(おかあさん)を げんきに してくれて ありがとう。
これから もっと たのしい ことを いっしょに みつけようね。」
文章を短めに区切ってあげると、子どもが読みやすく理解もしやすいですよ。
親の気持ちを伝える例文
少し長めで、親の想いをしっかりと盛り込みたいときには、こんな例文もおすすめです。
「○○くん(ちゃん) 5さいの おたんじょうび おめでとう。
いつも まいにちを たのしく してくれて ありがとうね。
きみの えがおを みていると、 おとうさん(おかあさん)も すごく しあわせな きもちに なります。
やさしい こころを もちながら、 きみの すきな ことに どんどん ちょうせん してね。
これからも おうえん しているよ。」
感謝や愛情の気持ちを、5歳児にもわかるように優しい言葉で綴るのがポイント。
成長を祝うメッセージ
5歳は「幼児」として大きく成長する時期で、いろいろなことができるようになりますよね。
そんな成長を具体的に褒める文面は、子どもの自信にも繋がりますよ。
「○○くん(ちゃん)、5さいの おたんじょうび おめでとう。
あかちゃんのころから ずっと みまもってきたけど、
きみは もう じぶんで くつを はいたり おてつだいを してくれたり、
できることが いっそう ふえて すごいなあ、と おとうさん(おかあさん)は おもいます。
これからも いろんな ことを いっしょに たのしみながら、
もっと かっこいい(かわいい) すがたを みせてね。」
子どもにとって「自分が上手にできるようになったこと」を褒められると、とても誇らしいんです。
思い出のエピソードを入れた文例
最近あった楽しかった出来事や、子どもが頑張ったイベントなどを思い出として文中に触れると、より温かいメッセージになります。
「○○くん(ちゃん)、5さいの おたんじょうび おめでとう。
このまえ いっしょに うんどうかいで おどりを がんばったね。
おゆうぎも とっても じょうずで、 おとうさん(おかあさん)は すごく うれしかったです。
5さいになった きみは、 きっと もっと たのしい ことを いっぱい つくってくれるよね。
これからも たくさん おうえん させてね。」
エピソードは些細なことでもOK。
子どもにとっては、それが「自分を見てもらえている」という実感にもつながります。
保育園の誕生日会で使えるメッセージ

保育園の誕生日会では、他の子どもや先生も聞いてくれている状況があります。
長すぎると子どもたちが飽きてしまうので、簡潔で楽しい雰囲気が伝わるメッセージが理想なんです。
みんなの前で読みやすい文例
「○○くん(ちゃん)、5さいの おたんじょうび おめでとう。
いつも おともだちと いっしょに たのしく あそんでいて、
おとうさん(おかあさん)も とてもうれしいよ。
これからも みんなと なかよく、 げんきに すごしてね。」
短めでシンプルな文面なら、保育園の先生も読み上げやすいです。
保育園での特別な日のための言葉
保育園全体でお祝いしてくれる場面では、先生やお友達への感謝をちらりと入れると温かみが増しますね。
「○○くん(ちゃん)が いつも おともだちと たのしく あそべるのは、
やさしい せんせいや おともだちのおかげ なんですよ。
5さいに なって、 きっと もっと いろいろなことを がんばれると おとうさん(おかあさん)は おもいます。
これからも みんなと いっしょに たのしく すごしてね。」
クラスの友達と共有する内容
「○○くん(ちゃん)は いつも クラスのみんなを わらわせてくれて ありがとう。
きっと 5さいになって もっと パワーアップ するよね。
おともだちと たくさん あそんで、 すてきな おもいでを いっぱい つくってくださいね。」
「友達と一緒に楽しんでほしい」というニュアンスを加えると、周囲も「自分たちもお祝いに参加してる」と感じやすいんです。
5歳児に伝わるメッセージの書き方

5歳児は、言葉の意味をだいぶ理解できるようになっていますが、難しい漢字や難解な表現は避けたいですよね。
ここでは、5歳児に向けたわかりやすい言葉選びや工夫のポイントをご紹介します。
5歳児の理解力に合わせた言葉選び
- ひらがな・やさしいカタカナ中心
もし漢字を使う場合は、読みがなを振るか、親が読み聞かせる前提で短い文章にしましょう。 - 身近な表現
「だいすきだよ」「げんきでいてね」「たのしいことをいっぱいしようね」のように、子どもが普段耳にするフレーズが親しみやすいですよ。 - 短めの文で区切る
1文が長すぎると混乱しやすいんです。
「きみは すごく げんきで、 おともだちと いっしょに あそぶのが だいすきですよね。」など、区切りを意識して書くと読みやすくなるんです。
好きなキャラクターを取り入れる工夫
5歳児は、アニメや特定のキャラクターに夢中になっていることがよくあります。
- 文中にキャラクターの名前を入れる
「○○くん(ちゃん)が だいすきな ○○(キャラクター名)も きっと おたんじょうびを おいわい してるよ!」など、一言添えるだけでも子どものテンションが上がるでしょう。 - キャラクター風の口調
例えば、「○○くん(ちゃん)! 5さい おめでとうだワン!」のように、キャラクターの口調を軽く取り入れるのも楽しいですね(でもやりすぎは注意)。
絵や写真を活用する方法
5歳児はまだ文字だけのメッセージだと飽きてしまうことも。
- イラストを描く
子どもが好きな動物やキャラをざっと描いてあげるだけでも大喜びしてくれることがありますよ。 - 写真を貼る
メッセージの隣に家族写真や子どもが遊んでいる写真を小さく貼り付けると、思い出や愛情がより伝わりやすくなりますね。 - 手作りカードにする
色紙や厚紙を切り貼りして、ポップアップカード風にしてみたり、シールやマスキングテープで飾り付けるのもいいです。
5歳児でも一緒に作ると楽しそうですし、誕生日会で見せると大人気になりそうですね。
心に残る誕生日メッセージを作るコツ

ここまで紹介した文例や工夫を踏まえつつ、より思い出に残るようなメッセージを作るためのヒントをまとめてみます。
子どもが大きくなってから読み返しても嬉しいようなメッセージになると、ファミリーイベントがさらに特別なものになりますよ。
子どもの成長を具体的に伝える方法
- できるようになったことを挙げる
「あさ おきられる ように なったね」「自分で ほんを よめるね」など、ほんの些細な成長も、子どもにとっては大きな一歩なんです。 - 家族みんなの視点
「おじいちゃんも きみの うたが すきだって いってたよ」など、ほかの家族が感じている成長ぶりも伝えると、より実感がわきます。
将来への願いを込める言葉
5歳児だと、将来の夢を持ち始める子もいますよね。
まだしっかり定まっていなくても、「あなたの未来は明るいよ」というメッセージをほんのり込めてみましょう。
- 軽めの将来の話題
「きみが すきな くるまや でんしゃの しごとを したくなったら、 おとうさん(おかあさん)は おうえんするからね」
など、一方的に決めつけずに「サポートするよ」という姿勢を伝えると安心感があります。 - 成長を楽しみにしている
「5さいの きみが これから どうなるのか、 すごく たのしみだよ」など、ワクワクする未来をイメージできる文章も素敵です。
手作りカードのアイデア
- 色とりどりの紙やシールを使う
5歳児が喜ぶカラフルな要素をふんだんに取り入れる。 - ポップアップカードにしてみる
簡単な仕掛けを付けるだけでも、子どもは驚いて喜びますよ。 - メッセージとイラストを併せる
「5さい おめでとう!」という文字の周りに、風船のイラストやキラキラシールを貼ると、華やかさがアップしますね。
手作りのカードは、子どもにとって「自分だけの特別なもの」になるので、誕生日の思い出がより深まるんです。
ここまで5歳の誕生日に向けたメッセージ例文や、保育園での誕生日会向けの内容、そしてメッセージをより可愛らしく・わかりやすく仕上げるコツなどをご紹介してきました。
大切なのは、子どもが「自分のことを考えて書いてくれたんだ」という温かさを感じ取れるかどうか、という点ですよね。
- 短くても、一人ひとり違う思い出や成長を具体的に伝える
ほんの少しのエピソードでも、子どもはとても喜んでくれますよ。 - 読みやすい言葉やイラストで飾る
5歳児の理解力や好みに合わせた表現で、ワクワクするような仕掛けを取り入れる。 - 保育園の誕生日会では短くシンプルに
周りのみんなと一緒に楽しい雰囲気を共有できるメッセージを意識すると、先生やお友達にも喜ばれます。
5歳はまだまだ小さいようでいて、いろいろなことができるようになり、自己主張もはっきりしてくる時です。
この大切なタイミングに、子どもが心から嬉しくなるようなメッセージを贈ってあげてください。
きっと、そのメッセージを見たり読んだりするたびに、家族の愛情や子どもの可能性を感じられて、笑顔溢れる誕生日になるはずですよ。