ポロシャツやポロ風のファッションアイテムを探していると、「ビバリーヒルズポロクラブ」「ポロクラブ」「ポロ（ラルフローレン）」など、似たような名前のブランドがいくつも出てきますよね。
でも、「結局どれが本家なの？」とか「違いがよくわからないけど、デザインが似てる…」と混乱する方も多いんです。
本記事では、そんなややこしいポロ系ブランドをスッキリ整理して、あなたが買うときの判断材料をご提供します。
具体的には、ブランドの成り立ちや名前の由来、そして商品ラインナップや価格帯の違いについても詳しく解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
きっと、「あ、なるほど、こういうことだったのか」と腑に落ちて、選ぶときの基準がバッチリ決まると思いますよ。
ビバリーヒルズ、ポロクラブ、ポロの基本的な違い
まずは、この3つのブランド「ビバリーヒルズポロクラブ」「ポロクラブ」「ポロ（ラルフローレン）」がそもそもどんな経緯で生まれたのか、ざっくりと押さえておきましょう。
名前が似ているため混同されがちですが、それぞれ発祥や正式名称、歴史に違いがあるんです。
各ブランドの正式名称と成り立ち
ここで取り上げる「ポロ系」ブランドはざっと以下のように区別できます。
- ビバリーヒルズポロクラブ（Beverly Hills Polo Club）
- ポロラルフローレン（Polo Ralph Lauren）
- その他ポロクラブと呼ばれるブランド（例：U.S. Polo Assn. や Royal County of Berkshire Polo Club など）
同じ「ポロ」という名前が入っていますが、実は全く別の企業や団体が運営しているんですね。
ビバリーヒルズポロクラブとは
「ビバリーヒルズポロクラブ（BHPC）」は、1982年にアメリカのビバリーヒルズで生まれたブランドと言われています。
名前から連想されるとおり、ポロ競技やビバリーヒルズの高級感をイメージしているものの、実際には「ポロラルフローレン」とは無関係なんですね。
海外では割とお手頃価格で手に取りやすいカジュアルラインとして知られています。
日本でも、ショッピングモールやディスカウント店で見かけることが多く、「リーズナブルでロゴが可愛いから買ってみた」という方も多いのではないでしょうか。
ポロ ラルフローレンとは
「ポロラルフローレン」は、アメリカのファッションデザイナー、ラルフ・ローレン氏が立ち上げた高級ブランドの一つ。
1967年にスタートし、ポロシャツを中心とするプレッピーなスタイルで世界的に有名になりました。
「馬に乗った紳士がポロマレットを持つロゴ」がトレードマークで、長年にわたって高いブランド力と人気を維持していますよ。
つまり「ポロ」と言えば一般的にはこのラルフローレンを指すことが多く、高級ブランドの位置づけなんです。
ブランド間の関係性
「ビバリーヒルズポロクラブ」と「ポロラルフローレン」は、似たようなポロ競技のロゴを使っていて混同されやすいものの、直接的な資本関係やライセンス関係はありません。
両者は全く別の企業によって展開され、ターゲットとする価格帯も異なるんですね。
また、「ポロクラブ」と名乗るブランドは複数存在しており（U.S. Polo Assn.など）、それぞれが異なる組織や団体から立ち上がっているケースが多いんです。
要するに、「ポロ」という名前や競技イメージを使っているだけで、必ずしも「ラルフローレンの姉妹ブランド」というわけではないんですよ。
混同されやすいポイント
- ロゴが似ている：どれもポロ競技をモチーフにした騎馬のシルエットなどをロゴとして使用しているので、ぱっと見の印象がそっくりなんです。
- 「ポロ」の文字が入る：商品タグやサイト上で「Polo」と書かれていると、ついラルフローレンと関連があると思いがち。
- ネーミングがややこしい：ビバリーヒルズポロクラブやU.S. Polo Assn.には、アメリカらしい名前がついているため「もしかして同じ会社？」と誤解しやすい。
これらが原因で「え、ポロラルフローレンの下位ライン？」「偽物なの？」と戸惑う方が多いんですね。
各ブランドの特徴とイメージ
では、これらのブランドがどのような特徴やイメージを持っているのか、もう少し掘り下げてみましょう。
ブランドとしての雰囲気やコンセプトをつかむと、「自分が求めるスタイルにはどれが合いそうか？」という判断材料になるはずです。
ビバリーヒルズポロクラブの特徴
- カジュアル路線のデザイン
高級感よりも、気軽にポロスタイルを取り入れられるカジュアルなデザインが多い印象ですね。 - リーズナブルな価格帯
ショッピングモールやアウトレット、ディスカウント店などで手軽に購入でき、比較的安価です。 - ビバリーヒルズの華やかさをイメージ
ロゴデザインは馬に乗ったプレーヤーが印象的で、「西海岸のリゾート地ビバリーヒルズ」的なコンセプトをアピールしていますよ。
実際には、「本当にビバリーヒルズでポロをしている高級クラブ」とは無関係ですが、「なんとなくおしゃれなロゴで値段も手ごろ」ということで人気を集めていますね。
ポロクラブのブランド特性
ひとくちに「ポロクラブ」と言っても、実は色々なメーカーや組織が存在しています。
たとえば「U.S. Polo Assn.（U.S.ポロアソシエーション）」は、アメリカのポロ競技団体（USPA）の公式ライセンスブランドで、比較的スポーティな印象。
ほかにも「Royal County of Berkshire Polo Club」など、イギリスのポロクラブをモチーフにしたブランドもありますよ。
いずれもポロスポーツの世界観を打ち出しているため、ロゴやデザインは馬に乗ったシルエットや紋章風のエンブレムなどが多いんです。
価格帯はブランドによってまちまちですが、ラルフローレンほど高価でない場合が多いとされます。
ポロ(ラルフローレン)のポジション
- 高級ブランドの代表格
1967年創業以来、世界的に支持されている高級ファッションブランド。 - クラシックで上品なプレッピースタイル
スーツからカジュアルウェアまで幅広く展開し、どこか上品なアメリカントラディショナル感が魅力です。 - 価格はやや高め
シャツ一枚でも1万円以上することが多いですし、ジャケットやコートなら数万円～十数万円とかなり本格的な価格帯。
「ポロラルフローレン」といえば、ポロシャツやポニーロゴなどでおなじみで、プレッピーなスタイルが好きな方には憧れの存在と言えますね。
商品と価格帯の比較
ここでは、「実際にどれくらいの値段なの？」という疑問にお答えする形で、各ブランドの主な取扱アイテムや価格の目安などを比較してみましょう。
ただし、店舗やセール時期などによって値段は変動しますので、あくまで参考程度にしてくださいね。
取扱アイテムの違い
- ビバリーヒルズポロクラブ
ポロシャツやTシャツ、バッグ、財布、帽子など、幅広いカジュアルアイテムが手に入りやすいです。
デザインも派手なロゴが入ったものが多く、ポップなイメージを好む方に向いています。 - ポロクラブ（U.S. Polo Assn.やその他）
同じくポロシャツやカジュアルウェアが中心ですが、U.S. Polo Assn.はスポーティな路線、イギリス系のポロクラブはトラディショナルな装いに寄せたものなど色々あります。
バッグやアクセサリーなどもラインナップされています。 - ポロ（ラルフローレン）
ポロシャツはもちろん、スーツ、コート、ドレス、子供服、靴、アクセサリー、フレグランスまで多種多様。
ライフスタイル全般をカバーするブランド力が特徴ですね。
価格帯の違い
- ビバリーヒルズポロクラブ
ポロシャツなら3,000～5,000円ほど、バッグや財布も5,000円前後で手に入るイメージ。
一部の商品はさらに安く、セール時には2,000円程度でポロシャツを買えることもあります。 - ポロクラブ（各社）
U.S. Polo Assn.の場合、ポロシャツが4,000～7,000円くらい、アウターでも1万円前後ということが多いです。
他のポロクラブ系ブランドも同様に、1万円以下で買える商品が多い印象。 - ポロラルフローレン
ポロシャツなら1万円前後～、セール時でも5,000～8,000円程度。
スーツやコートに至っては数万円～数十万円と、やはりハイエンドライン。
「安くてもいいものを手に入れたい」というよりは、「ブランドの価値を楽しみたい」という方向けですね。
デザインとロゴの特徴
- ビバリーヒルズポロクラブ
馬に乗ったプレーヤーのロゴが大きめに配置されていることが多いです。
カラーバリエーションは明るめで、どちらかというとカジュアル寄りの印象。 - ポロクラブ（U.S. Polo Assn.など）
やはり馬に乗ったロゴを使っており、ブランドごとにアメリカン、ブリティッシュなどのテイストを打ち出している。
デザインはポロ競技そのものの要素をよりストレートに反映している場合が多いですね。 - ポロ（ラルフローレン）
馬に乗ったロゴが小さく胸元にワンポイントで刺繍されているのが定番。
派手というよりはシンプルで上品、カラー展開は豊富ですが落ち着いた印象が強いです。
購入する際の選び方ポイント
最後に、「じゃあ結局どのブランドを買うべきなの？」という方に向けて、ブランド選択のポイントや購入場所、品質と価格のバランスなどをまとめてみますね。
ブランドの選び方
- カジュアルで安く揃えたい方
ビバリーヒルズポロクラブや、各種ポロクラブ系ブランドがおすすめ。
気軽に着たい、ロゴが大きめでもOKという方にはぴったりですよ。 - 本格的に良い品質を求める方
ポロラルフローレンがやはり第一候補に。
値段は高めですが、生地感や仕立て、ブランド価値などを楽しめますよ。 - スポーティな路線を好む方
U.S. Polo Assn.など、ポロ競技の公式ブランドを選ぶと、より競技感あるデザインを楽しめます。
自分のファッションスタイルや予算、ロゴのデザインが好みかどうかを基準に決めるといいですね。
購入場所の違い
- ビバリーヒルズポロクラブ
ショッピングモールやアウトレット、ネット通販、ディスカウントショップなどで見かけます。
比較的、手に取りやすい販路が多いです。 - ポロクラブ系（U.S. Polo Assn.など）
公式オンラインショップや大きめの百貨店、スポーツ用品店などで取り扱いがある場合も。
海外通販でしか手に入らないモデルもあるので、チェックしてみると掘り出し物に出会えるかもしれません。 - ポロラルフローレン
百貨店や直営店、アウトレットモールに公式ショップがあり、オンラインショップも充実。
正規店で買うと安心感はありますが、価格が高め。
セールやアウトレットで狙えば少しは安く買えることもあります。
品質と価格のバランス
- ビバリーヒルズポロクラブ：
品質はそこそこだが、価格が安い。
ヘビーユースでガンガン着るならコスパが高いかも。 - ポロクラブ系：
中価格帯で、品質もまあまあ。
ちょっとおしゃれなポロスタイルを取り入れたい方に向いています。 - ポロラルフローレン：
高品質だが値段が高い。
一生モノのポロシャツを探したい、ブランドステイタスを楽しみたい方には最適ですよ。
結局のところ、「ファッションに求める要素がブランド価値なのか？」「実用性やデザインでのコスパ重視なのか？」で選択は変わってくるはず。
ここまで解説してきたように、「ビバリーヒルズポロクラブ」「ポロクラブ（各種）」「ポロラルフローレン」は名前に“ポロ”がつくので混同されやすいですが、それぞれ全く別のブランドなんですね。
- ビバリーヒルズポロクラブ：カジュアル路線、リーズナブル価格
- ポロクラブ（U.S. Polo Assn.など）：スポーティorトラディショナル系、ミドル価格帯
- ポロ（ラルフローレン）：高級ファッションブランド、プレッピーかつ上品
あなたが求めるのは値段？デザイン？ブランド力？その優先度によって、選ぶブランドは変わってきます。
- 「とにかく安くポロシャツが欲しい」→ビバリーヒルズポロクラブ
- 「ちょっと上質だけど手が届く価格帯を狙いたい」→ポロクラブ系（U.S. Polo Assn.など）
- 「ブランド力や本格的な品質が大事」→ポロラルフローレン
そんなイメージで選択するのがわかりやすいかもしれませんね。
混同しやすいポロ系ブランドではありますが、本記事がその違いを理解する助けになれば嬉しいです。
ぜひ、ご自身のスタイルや予算に合ったポロブランドを見つけて、ファッションに取り入れてみてくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
