Discordは、ゲーマーを中心に世界中のユーザーに利用されている音声通話・チャットツールですね。
リアルタイムでのボイスチャットや動画配信機能が充実しており、仲間内でのやり取りを盛り上げるためにも大変役立ちます。
ただ、「Discordでの画面録画は相手にバレてしまうのか?」「録画をすると通知が飛んでしまうのではないか?」と心配な方もいるのではないでしょうか。
実際のところ、Discord本体には録画機能は搭載されておらず、外部ツールで画面録画をする方が多いのですが、「こっそり録画したら相手に気づかれるのでは?」という疑問は残りますよね。
本記事では、Discordで画面録画をする際に相手にバレるのかどうかを中心に、録画が発覚しそうなケースや通知の仕組み、そして録画を行うための設定方法や注意点を徹底的に解説していきます。
さらに、より適切かつ安全に録画を行うためのコツや、データの管理についても触れますので、録画がバレるリスクを極力避けながらDiscordを楽しみたい方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
Discordでのコミュニケーションを快適かつ安心して行えるよう、正しい知識を身に付けておきましょう。
Discordの画面録画の基本

Discordで画面録画を行うとき、多くの方が最初に抱く疑問は「録画機能って標準で付いているの?」という点かもしれません。
実は、Discordには公式に「録画をするためのボタン」や「録画モード」といった機能は用意されていません。
そのため、通常はPCやスマートフォンの外部ツールやアプリを使って映像をキャプチャすることになります。
ここでは、録画に関するDiscord標準機能の実態や、録画時にどのような表示が出るのか、相手に通知が行くのかといった基本情報を整理してみますよ。
標準の録画機能について
Discordのクライアントや公式サイトを見ても、動画を直接録画する機能については特に記載がないんですね。
ボイスチャンネルやビデオ通話、画面共有などは充実していても、「録画して保存」というボタンは存在しません。
つまり、Discordだけで録画を完結させる方法はないということをまず押さえておきましょう。
PCでの録画機能
PC版Discordを使用している場合、画面共有はできても録画はできません。
そこで、ユーザーの多くはWindowsの「Xbox Game Bar」や「OBS(Open Broadcaster Software)」、あるいは「Bandicam」のような録画ソフトを別途立ち上げて、ディスプレイ全体や特定ウィンドウを録画しているわけですね。
もし録画ソフトを起動し、Discordの画面をキャプチャしていたとしても、Discord内でそれが明示されるわけではありません。
チャット欄に「録画中です」という表示が出るわけでも、相手に「あなたの画面が録画されています」という通知が飛ぶわけでもないのです。
つまり、PCから外部ツールを使う場合は、Discordが録画されていることを検知する仕組みはありません。
ただし、録画ツールによってはPCの通知音や画面上に「録画中」のマークが表示される場合があるので、通話相手に画面共有中などでそれを見られるリスクはゼロではありません。
スマートフォンでの録画機能
スマートフォン(iOSやAndroid)でも、Discordアプリ自体には録画機能はありません。
ただし、OS標準の画面録画機能(iOSならコントロールセンターに「画面収録」という項目がある、Androidなら機種によって標準機能があったりなかったり)や、サードパーティーの録画アプリを使うことで、Discordの画面を録画する人は少なくありません。
この場合も基本的には、Discordアプリ側で録画を検知して「録画中です」などと表示する仕組みはありませんよ。
ただし、スマホ側の操作音や通知音が通話相手に聞こえる可能性はあり、「画面収録を開始」した瞬間にシステム音が鳴れば、相手に不自然な音として認識されるリスクはあります。
その程度で「録画してるの?」と気づくかどうかは相手次第ですが、一応リスクとして頭に入れておくといいでしょう。
録画時の表示について
Discordには「あなたが録画を開始しました」「録画が今まさに行われています」という表示を相手に通知する機能はありません。
また、録画中であることを示すアイコンやバナーがDiscord画面に表示されることもないんです。
つまり、Discord側は録画行為に対して何の反応もしないというのが現状。
ただ、録画ツールが起動しているときは自分のPCやスマホの画面に録画ツールのアイコンや赤い点滅などが表示されるケースがあり、それが画面共有などを通して相手に見えてしまう可能性はあります。
したがって、表向きDiscordには何も表示されないとはいえ、他の方法で「録画してるのでは?」とバレるかもしれない点には注意が必要ですね。
通知の有無
よくある質問として、「Discordで録画すると相手に通知が飛ぶのでは?」という懸念があります。
結論から言うと、Discordそのものに録画通知機能はないため、録画していることが相手に自動で伝わることはありません。
ただし、上述のように録画ソフト独自の挙動(画面上の表示や音)で間接的にバレるリスクは残ります。
また、相手が「明らかにDiscord画面以外に何かのウィンドウが映っている」「画面共有中に録画ソフトの操作音が聞こえた」といった状況から気づく可能性もゼロではありません。
要するに、システム的な通知は一切ないものの、自分の操作やツールのUIが原因でバレるケースがあるということですね。
録画がバレる可能性のあるポイント

前章で述べたように、Discord自体には録画検知の仕組みはありませんが、それでも思わぬところで録画しているのがバレてしまう事態が起こり得るんです。
ここでは、具体的にどういった場面で録画が発覚するのか、あるいは相手に疑われるポイントを解説しますね。
「バレない」と思い込んで撮影していても、ちょっとした油断が大きなトラブルに繋がる恐れがあるため、しっかり把握しておきましょう。
録画中の画面表示
録画ソフトやスクリーンキャプチャーツールによっては、録画が進行中だと画面端に赤い枠やアイコンが表示されるものがあります。
たとえば、Windowsの「Xbox Game Bar」を使うと録画中に小さなバーが出ることがあるし、OBSやBandicamなども設定によっては目立つマークが出るんですね。
これらが、もし相手とのビデオ通話中に画面共有されてしまったら、相手は一瞬で「録画してるの?」と察する可能性が高いです。
あるいは、フルスクリーンキャプチャーをしている状態で、相手が画面を覗き見る状況(オフラインでPCを使わせるなど)になったときに、録画中のUIが確認されるかもしれません。
そのため、バレたくないなら、録画ソフトのUIやアイコンが画面に映らないように工夫する必要がありますね。
通知音の発生
スマホの場合、録画開始や終了時にシステム音が鳴る機種があります。
iOSでは画面収録を開始するとき、コントロールセンターでボタンをタップするとカウントダウンが始まり「ピッ」という音がすることがありますよね。
こうした音がDiscordの通話中に聞こえてしまうと、相手は「何の音?」と不審に思い、録画の可能性に気づくかもしれません。
また、画面収録停止時にも同様に音がなる機種もあるため、タイミングによっては相手に勘付かれてしまうリスクが高いです。
PCでも録画ソフトによっては録画開始時に「録画を開始しました」などのシステム音が発生する設定になっているものがあります。
もしこの音が通話相手の耳に届いたら、何か操作をしていることは簡単に察されるでしょう。
接続状態の変化
録画を開始すると、まれにDiscord自体の接続状態やフレームレート、音声に影響が出ることがあるんです。
特にPCの性能が低かったり、同時に負荷の高いアプリを動かしている場合、録画ソフトがCPUやメモリを消費してしまうため、Discordの映像や音声がカクつく可能性があります。
すると相手が「なんか急に通信が重くなったね。何かしてるの?」と怪しむかもしれませんね。
これはあくまで間接的な兆候ですが、通話相手がPCに詳しかったり録画の経験がある場合は、やや不自然なタイミングでパフォーマンスが落ちたことから録画を疑うかもしれないということです。
また、録画ソフトのせいで通話画面が切り替わったりすると、その瞬間に「どうしたの?」と聞かれれば、言い訳に苦労するかもしれませんね。
録画機能の詳しい使い方

Discordには標準録画機能がなく、外部ツールを使うことになるわけですが、「どのツールを使えばいいのか」「どんな設定が必要なのか」など疑問も多いかもしれません。
ここでは、録画ソフトの設定や音声の扱い、保存方法、そして録画に際して注意すべき制限事項などを整理してみます。
録画を行う前にこの辺りを理解しておくと、失敗やトラブルを最小限に抑えられますよ。
設定方法の確認
録画ソフトはさまざまありますが、一般的な使い方としては「ソフトを起動し、キャプチャ範囲や音声入力源を設定してから録画開始」という流れ。
OBSやBandicamなどを例に挙げると、まず「ウィンドウキャプチャ」や「ディスプレイキャプチャ」など、何を録画対象にするかを選択しますよね。
Discordの映像だけ録画したいなら、「Discordウィンドウのみ」を指定するといいでしょう。
ただし、この場合にポップアップが別ウィンドウで開いたりすると映らない可能性があるので注意です。
もしPC全体の画面をまるごと録画するなら、プライベートな情報が映り込まないように配慮する必要がありますね。
また、音声に関しても、システム音(相手の声)とマイク音(自分の声)を別々に録音する設定が可能なソフトが増えているので、設定画面で細かく選択できるか確認しておくと、後で編集しやすいかもしれません。
音声設定のポイント
音声設定は特に重要で、間違えていると相手の声が録音できなかったり、逆に自分のマイク音だけしか入っていないというトラブルも起こりがちです。
- ステレオミキサーを使う
Windowsで音声を内部取り込みする場合、ステレオミキサーが有効になっていれば、PC上で再生されているサウンド(相手の声含む)を録音できます。
OBSでは「デスクトップ音声」という項目に相当しますね。 - マイク音とのバランス
自分のマイク音が大きすぎると相手の声が聞こえづらい録画になってしまうし、逆もまた然り。
事前にテスト録画してレベルを調整するといいでしょう。 - エコーキャンセルやノイズ抑制
Discord自体にもノイズ抑制機能がありますが、録画ソフト側で余計なエフェクトがかかると音質に影響が出る場合があるので、一度試してみて適切な設定を探すのがベター。
画質設定の選択
映像の画質設定は、解像度(1080pや720pなど)とフレームレート(fps)をどうするかが大きなポイントですよね。
- 高画質で撮りたいなら
PCへの負荷と保存ファイルのサイズが大きくなることを受け入れる必要があります。
1080p以上、60fpsなどで録ると配信クオリティ並みの映像になるかもしれませんが、CPU使用率が高騰するリスクがあります。 - 適度なバランス
720p 30fps程度でも、Discord通話の映像を記録するには十分な解像度だと感じる方が多いでしょう。
ファイルサイズも抑えられるため、編集やアップロードのハードルが下がるのがメリットですね。 - ビットレート
OBSなどではビットレートも細かく設定できるので、高すぎるとファイルが無駄に大きくなり、低すぎるとブロックノイズが出やすくなるというトレードオフが発生します。
自分が後でどのように使うのか(YouTubeに上げるのか、個人アーカイブなのか)を考えて選ぶのがおすすめですよ。
保存方法の選択
録画が終了したら、ファイルとして保存する必要がありますよね。
これは主に録画ソフトの指定フォルダや手動設定したディレクトリに出力される形が一般的です。
- ファイル形式(MP4、FLV、MOVなど)
動画編集や再生の互換性を考えると、多くの場合MP4を選ぶと無難でしょう。
OBSなら「録画フォーマット」をMP4に、Bandicamなら「MP4」出力を選択するなど、簡単に設定できます。 - 保存先のディスク容量
長時間録画すると数GB以上になるかもしれません。
SSDやHDDの空き領域を事前にチェックして、録画途中で容量不足にならないように注意してくださいね。 - バックアップ
もし大切なシーンを録画しているなら、外付けHDDやクラウドストレージへのバックアップも検討するといいでしょう。
こうした保存設定を事前に整えておくと、録画中にエラーで止まるリスクや、保存が失敗するトラブルを減らせます。
録画時の制限事項
Discordでの録画について、いくつか覚えておくべき制限事項やリスクがあります。
- 著作権・肖像権
通話相手や画面共有された映像に第三者の権利が含まれる場合、勝手に録画し公開すると法的トラブルに発展するかもしれません。
プライバシーや著作権に配慮する必要があります。 - 相手の許可
日本の法律では、通話相手の音声を無断で録音・録画すること自体が直ちに違法とは限りませんが、社会通念上トラブルの元になる行為です。
特に民事上のプライバシー侵害や信頼関係の破壊など、倫理面で問題を抱えるケースが多いんですね。 - Discordの利用規約
Discordの利用規約には、プライバシー侵害や違法行為を禁止する条項があります。
もし録画内容を悪用したり、他者を誹謗中傷する目的での利用などは規約違反となる可能性が高いので注意が必要。 - パフォーマンス
重いゲームをしながらDiscordで通話しつつ画面録画をするなど、多重負荷をかけるとPCが落ちるリスクも。
事前にテスト録画しておけば、本番中にフリーズしてしまう不安を減らせます。
以上を踏まえると、録画する際は相手に一声掛けて了承を得る、あるいはトラブルを避けるためにも録画目的を明確にしておくのが無難でしょう。
より適切な録画のためのコツ

最後に、Discord上での画面録画を可能な限り快適に行うためのテクニックや気配りのポイントをいくつかご紹介します。
録画には常にプライバシーや著作権の問題がつきまといますし、データ管理も重要になりますよね。
ここでは、画質や容量、録画時間、データの管理といった観点から、どのように取り組めばよいのか考えてみましょう。
画質と容量の関係
映像を高画質で録画するほど、ファイルサイズは大きくなります。
特にDiscordの画面を長時間キャプチャする場合、数十GBを超えることもあるため、ストレージの残量をしっかり把握しておきましょう。
- 短いクリップなら高画質でも可
数分程度のハイライトシーンを撮るだけなら1080p60fpsなど高画質設定も問題ないかもしれません。 - 長時間通話をまるごと録画
1時間以上の映像を高ビットレートで撮ると膨大なサイズになるので、720p30fpsくらいに落とすほうが現実的でしょう。 - 必要最低限の画質
例えばチャットや画面共有の内容を記録するだけであれば、余計に高画質にこだわる必要はないかもしれません。
また、容量を節約したいならH.264などの効率的なエンコードを用いると、ある程度ファイルサイズを抑えられます。
録画時間の目安
「どれくらいの時間録画するの?」というのは個人の用途によりますが、Discordを使ったゲーム配信や勉強会のアーカイブなどでは、2~3時間分を撮るケースもありえますよね。
- 長時間録画時のリスク
ソフトによってはファイルの分割保存が設定されていないと、後でクラッシュするとデータがまるごと消えてしまう可能性も。
定期的にファイルを区切るか、録画ソフトの自動分割機能を活用しましょう。 - イベントのハイライト収録
通話全体を撮るのではなく、要所要所を切り取るだけなら、編集ソフトで後でカットできるよう録画ソフトの使い方を把握しておくといいですね。 - PC負荷や熱対策
長時間録画するとPCが発熱しやすいため、冷却ファンなどがうるさくなるかもしれません。
そのファンノイズが音声に入るリスクもあるので、パソコンの冷却に気を使っておくと安心です。
データの管理方法
録画した映像は、それなりに容量を食うデータですから、保存・バックアップ・整理が課題になります。
- ローカルHDD/SSD
まずはPC内蔵ストレージに保存するのが手軽。しかしながら容量を圧迫しがちなので、大容量HDDを用意するのが望ましいかもしれません。 - 外付けHDDやNAS
大きな映像ファイルを保管し続けるなら、外付けドライブやネットワークストレージに移しておくとPCを圧迫せずに済みます。 - クラウドストレージ
OneDriveやGoogleドライブなどにアップロードすれば、バックアップとしても安心ですよね。
ただしアップロード時間や容量制限にも注意が必要です。 - 必要ないものはすぐ削除
後で見返す予定のない長時間録画ファイルを溜め込みすぎるとストレージがすぐ満杯に。
定期的に見直して、本当に必要な部分だけ残すことが管理のコツです。
こうした管理を怠ると、録画データが行方不明になったり、容量不足で新しい録画ができなくなるなんてトラブルにつながるので、計画的に運用するのが大切ですね。
まとめ

Discordで画面録画したら相手にバレますか? という問いの結論は、「Discord自体には録画検知や通知の機能がないので、システム的にはバレないが、操作やツールの挙動によって察される可能性はある」ということでした。
- Discord標準での録画機能は存在しない
外部ツールやOSの画面収録機能を使う必要があり、その行為をDiscord側が検知して相手に通知することはありません。 - バレるリスクはある
録画ソフトのアイコンや録画開始時の音が出たり、パフォーマンスの変化で相手に不審に思われるなど、間接的に発覚する場面は考えられます。 - 法的・倫理的にも慎重に
相手に許可を取らずに録画すると、トラブルや信頼関係の崩壊につながる可能性があり、マナーやプライバシーの問題も。
実際、録画をするなら相手に一言伝えるのがベストですし、何らかの理由で無断録画を行う場合でも、リスクを十分理解しておく必要がありますね。
また、録画するのであれば、OBSやBandicamなどの設定方法や画質・音声の最適化を学ぶとともに、ストレージやファイル管理の準備も不可欠です。
さらに、バッテリー切れや熱対策などのPCのコンディション管理にも気を配りましょう。
こうした注意点を踏まえると、Discordでの録画は「通知なしで可能だけれど、注意しないと相手に怪しまれるかもしれない」という結論に至ります。
少なくとも「正式な録画機能がないから大丈夫」と油断せず、必要なら相手に了解を取りながら、トラブルにならない範囲で安全に録画を活用してくださいね。
何より大切なのは、通話や画面共有を楽しむ相手との良好な関係を損なわないことですよ。
録画がどうこう以前に、お互いに信頼できるコミュニケーションがあってこそ、Discordは真価を発揮するものなんです。
あなたのDiscordライフが、トラブルなく楽しく続いていくことを願っています。