郵便物を急いで送りたいときや、重要な書類を確実に届けたいとき、どの郵便サービスを選んだらいいのか悩んでしまうこと、ありませんか。
「速達」と「書留」は、日本郵便が提供している代表的なオプションサービスなんです。
どちらも郵便を安全かつ迅速に届けるために役立ちますが、料金体系や配達速度、追跡の有無など、細かい点では結構違いがあるんですよ。
この記事では、速達と書留(特に簡易書留)を中心に、料金や日数、サービス内容の違いをわかりやすく解説していきますね。
「急ぎだけど安全性も大事」「とにかく最優先で届いてほしい」など、用途によって選ぶサービスは変わってきます。
ぜひ最後まで読んで、あなたにぴったりの郵便方法を見つけてくださいね。
速達と書留の基本的な違い

まずは、速達と書留の基本的な特徴を整理してみましょう。
ざっくり言うと、速達は「郵便物の配達スピードをアップするサービス」、書留は「郵便物をより安全に送り、補償や追跡がつくサービス」というイメージですよ。
もちろん両方を組み合わせることも可能なので、さらに詳しく見ていきましょうね。
速達の特徴と仕組み
速達は、普通郵便よりも早く届けるためのオプションサービスです。
郵便物のラベルや封筒の表面に「速達」と大きく表記し、所定の追加料金を支払うことで、優先的に運送される仕組みになっています。
速達のサービス内容
速達を利用すると、普通郵便よりもおおよそ半日~1日程度、配達が早まることが多いんです。
たとえば、「明後日には確実に届けたい」といったケースで重宝しますよ。
荷物を出した郵便局から配送センターに至るまで、速達便は優先的に仕分けされます。
そのため、土日祝日を挟んでも、比較的早めに届くことが期待できますね。
ただし、速達だからといって24時間以内に必ず届くわけではないので、余裕を持って投函するとより安心です。
速達が適している場合
- 締め切りのある書類を、1日でも早く相手に送りたいとき
- 急ぎの連絡物(招待状、確認書など)で、とにかく配達日数を短縮したいとき
- 土日を挟んでも少しでも早く届いてほしい場合
逆に、紛失リスクを最小限に抑えたい、とにかく安全性が第一という場合は、速達のみでは不安かもしれません。
その場合は後述する書留との併用を検討しましょうね。
書留の特徴と仕組み
書留(かきとめ)とは、郵便物を確実に届けるためのサービスです。
万が一紛失や破損が起きた場合に、一定の範囲で補償が受けられるのが大きな特徴。
郵便局員が配達先で受領印(サイン)をもらうことになるので、「確かに届けた」という事実がはっきり残るんですよ。
そのため、「相手先が確実に受け取ったかどうかを確認したい」というシーンでよく使われますね。
大切な契約書や証明書など、紛失が許されない書類の送付には書留が最適です。
簡易書留と普通書留の違い
書留には、主に「簡易書留(かんいかきとめ)」と「一般書留(普通書留とも呼ばれる)」の2種類があります。
両者の大きな違いは「補償額の上限」。
- 簡易書留:補償額の上限が低め(上限5万円)で、料金も一般書留より安価
- 一般書留(普通書留):上限10万円までが基本補償額(それ以上も対応可能だが追加料金が発生する)、料金は簡易書留より高め
また、配達の段階で受領印をもらうという点は共通しており、どちらも追跡サービスが付いています。
重要書類や高額商品を送るなら一般書留、比較的低額の書類や小物なら簡易書留がおすすめですよ。
速達と書留の料金比較

次に気になるのが、速達と書留の料金についてです。
郵便物の重さや大きさ、そして組み合わせによっても変わるので、ざっくりイメージを掴んでおくと便利ですよ。
本記事では、代表的なパターンをご紹介しますね。
速達の料金体系
速達の料金は「基本の郵便料金」にプラスして「速達料」を支払う仕組みです。
速達料は郵便物の重さによって段階的に変わるわけではなく、50gまでが一律、100gまでが一律、といった形で区分されています。
たとえば、50gまでの定形郵便・定形外郵便だと、速達料は290円(2023年現在の日本郵便の料金)ですね。
これに普通郵便の基本料金を加えた合計が速達料金となります。
ハガキ1枚(63円)を50g以内で速達にする場合は、63円+290円で353円となるイメージですね。
ただ、料金改定の可能性があるので、最新版の料金表をチェックすることをおすすめしますよ。
簡易書留の料金体系
簡易書留の場合は、「基本の郵便料金」に「簡易書留料」が上乗せされます。
簡易書留料は一律で、2023年現在は320円です。
たとえば、定形郵便(25g以内)の基本料金84円に簡易書留料320円を加えると、合計404円となるイメージ。
また、同じ書留でも一般書留は上限10万円までの補償が含まれており、追加料金は435円~と簡易書留より高めに設定されています。
高額の補償が必要ない場合は簡易書留で十分というケースが多いですよ。
両方を併用する場合の料金
「どうしても速達で早く届けつつ、書留で安全性も確保したい」という場合、実は両方併用することができます。
この場合は、基本料金+速達料+書留料(簡易または一般)をすべて加算します。
例えば、定形郵便84円を速達(50gまで290円)+簡易書留(320円)で送るとすると、合計は84円+290円+320円=694円ですね。
時間的な優先配送と補償・受領印がセットになるため、「絶対に翌日までに安全に届けたい」というシーンでは心強い選択肢ですよ。
ただし、その分コストが高くなりますので、必要性をよく考えて検討してくださいね。
速達と書留の配達日数の違い

続いては、配達にかかる日数についての比較です。
速達はスピード重視、書留は安全性重視というイメージがあるかもしれませんが、実際にはどれくらい違いがあるのか気になりますよね。
配達の目安は地域や曜日によっても変動するため、ここでは一般的な傾向をお伝えします。
速達の配達スピードと所要日数
速達は、通常郵便よりも1日程度早く届く仕組みになっています。
例としては、「普通郵便だと2日かかる地域へは、速達なら翌日に届く可能性が高い」といったイメージですね。
ただし、遠方や離島などの場合、速達でも2日以上かかることはあり得ます。
また、当日に差し出す時間が遅いと、翌日配達が難しくなることもあるので、なるべく午前中など早めに出すようにしましょうね。
書留の配達日数の目安
書留(簡易書留・一般書留)は、基本的には普通郵便と同じ配達日数が目安です。
書留サービス自体には速達のような「優先配送」は含まれていません。
ただし、同じ書留でも速達を追加することができるので、もし「安全性も大事だけど、できるだけ早く届けたい」という場合は、書留+速達の組み合わせを検討するといいですよ。
書留だけの場合は、あくまでも「補償や受領印、追跡などの安全機能」がメインです。
速さは普通郵便と同等と考えてくださいね。
地域による配達日数の差
速達や書留の配達日数は、郵便物を出す場所と届け先の地域がどのくらい離れているか、島嶼部や山間部など交通が限られる地域かどうかによっても変わってきます。
また、差し出し時間が遅いと当日便に乗せられず、翌日以降の扱いになることもあるんですよ。
どうしても翌日に届けたい場合は、郵便局の窓口で「いつ頃に届く見込みか」や「最終集荷時間」を確認すると安心です。
目的別の選び方

ここまで見てきたように、速達と書留はそれぞれに得意分野があります。
「どちらを選べばいいのかわからない」という方も多いかもしれませんが、送付目的や書類の重要度などから判断すると意外とシンプルですよ。
最後に、いくつかの代表的なシーンを想定して、最適な選択を提案してみますね。
急ぎの書類に適した選択
「とにかく早く届けたい!」という場合は、まず速達が有力です。
配達日数を短縮できるので、提出期限が迫っている書類などに最適なんですよ。
ただし、その書類が万が一紛失されると取り返しがつかない重要なものであれば、速達と簡易書留を組み合わせる「速達簡易書留」も検討すると良いかもしれません。
例えば、入学願書や就職の応募書類などをギリギリで送付するシーンでは、多少コストがかかっても安全性を高める価値がありますよね。
「確実に翌日までに届いてほしい上に、相手にきちんと受領印をもらってほしい」という状況なら、この併用が安心です。
重要書類の安全な送付方法
補償や受領印が必須で、かつスピードよりも確実さを優先したい場合は、書留(特に簡易書留または一般書留)がおすすめです。
例えば、契約関係の書類や貴重品など、紛失すると大変なトラブルに発展するものは、書留で送るのが一般的。
簡易書留と一般書留の選び方は、送るものの価値や重要度、補償額の上限を考慮して決めましょうね。
「5万円以上の補償が必要かどうか」が一つの基準になります。
特に現金や高額商品などは、一般書留を使うのが無難です。
両サービスの追跡機能の比較
- 速達のみ:追跡サービスは付きません(ゆうパックなど一部の荷物扱いを除く)。 あくまで早く届けることが目的のオプションなので、今どこを走っているかを確認する術はありませんよ。
- 書留(簡易・一般):追跡サービスが付きます。 郵便物が現在どの配送拠点にあるのか、配達状況はどうなっているのかをインターネットで調べられるので安心ですね。 ただし、簡易書留の場合も追跡自体は可能ですが、配達状況が反映されるタイミングが若干遅れることがある点に注意。
もし「いつどこに到着したかをタイムリーに把握したい」という場合は、書留を選ぶほうが良いでしょう。
速達と組み合わせると、早くて安心な郵送が可能になるので、大切な書類を急ぎで送りたいときに役立ちますよ。
以上、速達と簡易書留(書留)について、料金や日数、サービス内容の違いを詳しくご紹介しました。
急ぎの配達を重視するなら速達、紛失や損害補償を重視するなら書留、さらに両方を合わせて「速くて安全」を実現することも可能です。
どちらのサービスを選んでも、郵便局員さんがまじめに運んでくれますが、目的に合わせてサービスを使い分けると、より快適な郵便ライフが送れますよ。
最後に、利用する前に郵便局の公式ホームページや窓口で最新の料金やサービス内容を確認するのが大切です。
料金改定が行われることもあるため、「この前聞いた値段と違う…!」と慌てないよう、事前のリサーチをおすすめします。
ぜひ今回の情報を参考に、あなたの郵便がスムーズかつ確実に届くような選択をしてみてくださいね。
どうぞ安心して、速達や書留を活用してください。
あなたの大切な書類や荷物が、無事に届けられますように。
しっかりとオプションサービスを活用して、郵送の不安をなくしてくださいね。