ご祝儀袋に添えられる「短冊」は、結婚式や出産祝い、入学祝など、様々なお祝い事に使われる大切なアイテムですよね。
でも、いざ準備しようと思ったときに「中の短冊を紛失してしまった」「デザインが合わないものしか手元にない」という経験をした方もいるのではないでしょうか。
実は、身近な100円ショップのダイソーでも、この短冊だけを単品で手軽に手に入れることができるんですね。
種類も思った以上に豊富で、色やサイズ、素材などをいろいろ選べるのが魅力。
本記事では、ダイソーで取り扱われているご祝儀袋用の短冊について、具体的にどんな種類があるのか、どういったシーンで活用しやすいのかを詳しく解説します。
さらに、セリアやキャンドゥといった他の100均との比較や、選ぶ際のポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
結婚式やお祝いごとが続くと、ご祝儀袋は意外とたくさん使うもの。
その中でも短冊はさりげない部分ですが、書き間違いや用途違いなどがあるとせっかくの祝いの場に水を差してしまう可能性もありますよね。
ダイソーで調達できる短冊をうまく活用して、失敗のないご祝儀マナーをおさえておきましょう。
ダイソーの短冊の基本情報

ダイソーには、私たちの生活に役立つ多種多様なアイテムが並んでいます。
文房具コーナー、ラッピングコーナー、または冠婚葬祭関連のグッズを置いているスペースなど、売り場によっては意外なアイテムが隠れているんですね。
ご祝儀袋用の短冊に関しても、ダイソーならではのバリエーションと価格帯で展開されています。
ここでは、ダイソーの短冊について、取り扱いの種類やデザイン・サイズのバラエティ、売り場の場所、さらに価格設定などを詳しく見ていきましょう。
取り扱いの種類
ダイソーで取り扱われている短冊は、単品で買えるものからご祝儀袋とセットになっているものまで、色々なパターンがありますよ。
大きく分けると、以下のようなパターンが見られます。
- ご祝儀袋に標準で付属している短冊
これはご祝儀袋1枚につき短冊が1枚(または複数枚)付いているタイプで、一般的な形式ですね。 - 短冊だけが数枚セットになっているパッケージ
ダイソーの中でも特に注目すべきは、短冊のみをまとめて買えるセット商品がある場合なんです。
これなら、ご祝儀袋本体は持っているけれど、中の短冊を追加で欲しいという方にとって便利でしょう。 - 印刷や文字がすでに入っている短冊
既に「御結婚御祝」「御祝」「寿」などの文字が印刷されているものがあり、文字を書くのが苦手な方に重宝されます。 - 無地タイプの短冊
自分で文字を手書きできる無地の短冊も見かけることがあります。
これなら「御出産御祝」や「御入学御祝」など、必要に応じて自由に書き込めるのが魅力。
店頭の在庫状況や店舗の規模によっては、どれだけ豊富にそろっているかは変わるかもしれませんが、大型店舗であれば上記のような種類が一通り見つかる可能性が高いですよ。
デザインの種類
ダイソーの短冊のデザインは、オーソドックスな白地を基調としたものが多いですが、中には文字の色や装飾にちょっとした工夫があるものも存在します。
- 金文字が印刷されているタイプ
「御結婚御祝」など、金色のフォントで印刷されていて高級感があります。 - 紅白ラインの装飾
短冊の縁に赤や金のラインが入っているものがあり、さらにおめでたさを演出する形です。 - シンプルな無地
白地のみで何も装飾がなく、必要最低限のデザインで使いやすいのが無地タイプ。 - ちょっとしたイラスト入り
あまり多くはないですが、さりげない花柄や和柄がプリントされているタイプも稀に見つかることがあります。
これらデザインの違いは、使うシーンに合わせて選ぶのが理想ですね。
結婚式なら高級感のある金文字、ちょっとしたお祝いならシンプルな無地、といった具合に使い分けると良いでしょう。
サイズの種類
短冊のサイズは、ご祝儀袋の大きさに合わせる必要があるため、基本的には縦長で幅が狭いものが一般的です。
ダイソーには、一般的なご祝儀袋に対応する標準的な短冊(縦15~18cmほど)が多いですが、一部大きめサイズのご祝儀袋に合わせたやや長い短冊も見かけることがあります。
- 標準サイズ: 幅3~4cm、長さ15cm前後
- 大サイズ: 幅5~6cm、長さ20cm程度
セット売りのパッケージを買う際は、手持ちのご祝儀袋に合ったサイズかどうかをよく確認しておかないと、短冊がはみ出したり、逆に小さすぎて落ち着かない仕上がりになったりする可能性があるんですね。
売り場の場所
ダイソーの店舗内で、短冊がどのコーナーに置かれているかはやや分かりづらいことがあります。
店舗ごとにレイアウトが異なるため一概には言えませんが、多くの場合は以下のようなコーナーや棚にまとめて陳列されていることが多いですよ。
- 祝儀袋・ポチ袋コーナー: のし袋やお年玉袋が並んでいる近くに短冊も置かれている可能性が高いです。
- 文具・事務用品コーナー: メッセージカードや封筒などと一緒にある場合もあります。
- 冠婚葬祭グッズコーナー: もし店舗に冠婚葬祭専用のスペースがあれば、そこに集約されているかもしれません。
店舗が広いとコーナーが細分化されているので、見つからないときは店員さんに「ご祝儀袋コーナーはどこですか?」と尋ねると早いですね。
価格設定
ダイソーは原則1アイテム110円(税込)というイメージがありますが、最近では200円、300円商品も増えていますよね。
ただ、短冊に関しては比較的低コストの商品が多いため、ほとんどの場合110円で買えると考えていいでしょう。
- ご祝儀袋+短冊セット: 1袋(セット)あたり110円というのが基本。
- 短冊のみのパッケージ: 何枚かセットになって110円となる場合が多く、コスパに優れているんです。
ただし、一度に多くの種類が並ぶのではなく、数種類だけ陳列されていることもあります。
もちろん、在庫状況によって品切れになっている場合もあるため、「バリエーションから選びたい」という場合は大きめのダイソー店舗を訪れたほうが選択肢が広がるでしょう。
短冊の種類と特徴

ダイソーで扱う短冊には、さまざまなデザインや仕組みがあると前述しましたが、もう少し具体的に見ていきましょう。
ここでは主にデザイン面と無地・印刷タイプの差、さらにそれぞれの活用法を掘り下げて解説します。
どんなシーンにどのタイプが適しているのか、あらかじめイメージできると選ぶ際の失敗を減らせますね。
デザイン別の特徴
まず、大きく分けて「華やかなデザイン」と「シンプルなデザイン」があると言えるでしょう。
- 華やかなデザイン
金文字や赤金のライン、ちょっとした和柄、花柄などがあしらわれていて、結婚式や豪華なお祝いにぴったり。
お祝いの席で目を引きやすく、相手への気持ちが華やかに伝わるかもしれません。 - シンプルなデザイン
白地に薄いラインや、淡い色合いのワンポイントのみというパターンなど。
場面を問わず使いやすく、汎用性が高い点がメリットですが、やや地味に感じることもあるかもしれません。 - 季節・行事に合わせたデザイン
ダイソーのシーズン売り場などでは、期間限定でお正月向けやクリスマス風のデザイン(海外の文化も意識した)短冊が入荷することがあります。
ただし、ご祝儀袋向けとしてはあまり出回らないかもしれませんので、見つけたらラッキーかもしれません。
結婚式や出産祝いなど、相手の好みに合わせてちょっと華やかなものを選ぶと喜ばれやすいですし、会社の上司や目上の方への贈り物なら、あまり派手過ぎない落ち着いたデザインを選ぶと無難でしょう。
無地タイプの活用法
無地の短冊は、文字の書き方次第でどんなお祝いにも使いまわせる万能選手ですね。
たとえば「御祝」「御結婚御祝」「御出産御祝」「御入学御祝」など、必要に応じて書き分けられるので、何枚かストックしておくと急な用事にも対応できるという利点があります。
- 筆ペンや万年筆で丁寧に
無地の短冊に筆ペンで文字を書くと、きれいに見えますよ。
字が苦手な方は練習してから書くか、見本を用意して下書きしてから本番に挑むと失敗が少なくなります。 - 油性ペンでもOK
表面加工によっては水性ペンがにじむことがあるので、油性ペンやゲルインクのペンで書くと安心。
無地タイプは、文字の配置を自分で決められるぶん、自由度が高い反面、失敗するとやり直しがきかないことがありますよね。
複数枚セットで入手しておけば、ミスしても予備があるので安心です。
印刷タイプの特徴
印刷済みの短冊には、「御祝」「寿」「御結婚御祝」「御出産御祝」など、ある程度決まった文言がプリントされているんですね。
手書きが苦手な方や、字の見栄えに自信がないという方にはありがたい選択肢でしょう。
- バリエーション
ダイソーでは、結婚祝いや入学祝いなどメジャーなものは見かけやすいですが、七五三祝いや開店祝いなど特殊な文言はあまり種類が揃わない可能性があります。 - 加筆スペース
すでに文字が印刷されているため、名前や一言を追記したいときにスペースが足りないケースもあるんです。
事前に余白を確認しておきたいですね。
印刷タイプは初心者でも失敗なく使えるというのが最大のメリットです。
ただし、書き添えたい内容が多い場合や、相手の名前などを入れたい場合は、ある程度の余白が必要なので注意してください。
100均各社の短冊比較

ダイソー以外の100均、例えばセリアやキャンドゥなどでもご祝儀袋や短冊は取り扱われています。
どこでも一律で同じような商品が置いてあるわけではなく、それぞれ品揃えやデザイン・品質に違いがあるんですね。
ここでは、セリアやキャンドゥで扱う短冊とダイソーの比較を通して、どの店で買うのがいいのかを考えてみます。
結局は自分の目的や店舗の近さ、在庫状況などで選ぶことになりますが、参考にしてみてください。
セリアの商品との違い
セリアもダイソー同様、ご祝儀袋やポチ袋が豊富に揃っている印象が強いですよね。
ただし、デザインや品質面で微妙な差がある場合があります。
デザインの違い
セリアの商品は、ナチュラルでシンプルなデザインが多い印象があります。
ダイソーが割と華やかなラインや金文字など、大衆的なデザインを用意しているのに対し、セリアはやや落ち着いた色味や、ちょっとオシャレに見える細字の印刷を施した短冊を置いているケースもあるんですね。
もちろん店舗や時期によって違いはありますが、全体的にセリアは「シンプルで洗練された雰囲気」、ダイソーは「種類豊富で実用的な雰囲気」というイメージ。
個人的な好みもありますが、可愛らしいイラスト入りなどを探しているならセリアのほうが見つかるかもしれません。
品質の違い
紙質や印刷のクオリティに関しては、正直、ダイソーとセリアで大きな差があるわけではないです。
どちらも100円の商品ですから、極端に高級感があるわけでもないんですね。
ただ、セリアの商品で「和紙風」のものが見つかる場合があり、触り心地や見た目の風合いが若干良いと感じる場合もあるでしょう。
一方ダイソーは大量生産のイメージがあり、質より量という雰囲気を感じる方もいるかもしれませんが、実際には十分に使えるレベルの品質は確保されていることが多いです。
キャンドゥとの比較
キャンドゥもまた、ダイソーやセリアと似たラインナップを揃えていますね。
ただし、店舗の規模が小さいと、取り扱っているご祝儀袋や短冊の種類が限られている場合もあります。
キャンドゥの特徴としては、シーズン物やちょっとしたデコレーション用品が充実しているので、短冊だけでなく飾り紐やシールなどもまとめて買いたい方には便利かもしれません。
ただし、短冊単品の品揃えはダイソーやセリアに比べてやや少なめという声も。
人気商品は品切れになっていたり、店舗ごとに在庫が大きく異なることもあるので、キャンドゥをメインで探す場合は複数の店舗を回ってみるのも手かもしれません。
品揃えの特徴
まとめると、ダイソー・セリア・キャンドゥの3社は、ご祝儀袋や短冊をそれぞれ取り扱っていますが、
- ダイソー: 種類が多く、在庫量が安定して多い印象。低価格で手堅い。
- セリア: デザインにこだわったものや、ちょっとオシャレ感のある紙質を揃える傾向。
- キャンドゥ: 店舗によって在庫にばらつきがあるが、シーズン関連アイテムと一緒に揃えやすい。
実際の品揃えは店舗や地域によって異なるため、こだわりがある方は複数店舗を覗いてみるとより理想に近い商品に出会えるかもしれませんね。
上手な選び方のポイント

ここまで、ダイソーで買える短冊の種類や他社との比較を見てきました。
最後に、具体的にどのように選べば失敗なく自分のシーンに合った短冊を用意できるか、そのポイントをまとめてご紹介します。
用途別の考え方やまとめ買い、保管方法などを押さえておけば、急な「ご祝儀袋どうしよう」というときも慌てずに済むでしょう。
用途に合わせた選び方
最初に大切なのは、「どんな目的で使う短冊なのか」を明確にすることです。
- 結婚祝い: 華やかな印刷タイプや金文字入りを選ぶと場の雰囲気に合いやすい。
- 出産祝い・入学祝い: シンプルでかわいらしいデザインや、文字を書き足せる無地タイプがおすすめ。
- お礼や御礼: 無地の短冊を使って「御礼」「御世話になりました」など自分で書くと汎用性が高いですよ。
もし使うシーンが特定されているなら、それに合った文字が印刷されているタイプを選ぶと、書き間違いやデザインミスマッチを防げますね。
逆に、さまざまなお祝い事に対応したいなら、無地の短冊を複数枚ストックしておけば、急なイベントでもカバーできます。
まとめ買いのコツ
ご祝儀袋や短冊は、意外と消耗品でもありますよね。
結婚ラッシュの時期に連続して披露宴や結婚パーティーへ招待されたり、出産が続く知人が多いなど、短い期間に何度も使う場合もあります。
そんなときは、以下のような点に注意しながらまとめ買いすると効率的です。
- サイズを揃えておく
あちこちで違うサイズのご祝儀袋を使うと、短冊のサイズが合わずに苦労する可能性があります。
よく使うサイズを把握して、一貫したサイズのご祝儀袋&短冊をストックしておけば無駄が少ないですよ。 - 無地と印刷済みを半々くらい
「御結婚御祝」と印刷されたものばかり大量にあっても汎用性が低いので、無地タイプをある程度確保しておくと安心です。 - 保管場所をきちんと確保
ダンボールやタンスの奥などに適当に押し込むと、折れたりヨレたりして使い物にならなくなる場合もあるので、平らな状態で保管しましょう。
こうした工夫をすれば、急に必要になったときもサッと対応できますし、買い足しの手間を減らせるので結果的にコスパが高まります。
保管方法の工夫
短冊は意外と薄い紙なので、折れや破れ、汚れには気をつけたいですよね。
以下のような保管方法を実践すると綺麗なまま保存できるのでオススメです。
- クリアファイルやスリーブに挟む
数枚セットになった短冊は、封を開けずにクリアファイルや保管用ポーチに入れておくと湿気や汚れを防げます。 - 専用ボックスを用意
無印や100均にはいろんなサイズの小物入れやカードケースがあるので、その中に短冊を立てて収納すると折れにくいですよ。 - 湿気を避ける
紙製品なので、湿度が高いところではカビや変色の心配も。
涼しく風通しの良い場所や、除湿剤を入れたケースにしまうのがベターかもしれません。 - 定期的に在庫チェック
いつ買ったか忘れがちな短冊ですが、あまり古いものだと黄ばみが出たり、のりづけ部が劣化していることも。
在庫を使う前にチェックしておくと失敗を防げます。
こうした保管法を心がければ、必要なときに綺麗で使いやすい短冊をすぐに取り出せるので、慌てずに済みます。
以上、ダイソーで取り扱われているご祝儀袋向けの短冊を中心に、その種類やデザイン、さらには他の100均との比較や選び方のポイントを詳しく紹介してきました。
短冊はご祝儀袋の中に隠れてしまう小さなパーツですが、実はお祝いの気持ちを伝えるうえでとても大切な役割を果たしているんです。
文章がキレイに書かれた短冊は、「あ、ちゃんと用意してくれたんだな」と贈る側の気遣いを相手に感じさせることができますし、逆に文字が読みにくかったり、サイズが合っていなかったりすると微妙な印象を与えてしまうかもしれません。
そんな意味で、ダイソーなどの100均で短冊を手軽に手に入れられるのは嬉しいですよね。
価格も1つ110円ほどと安く、種類も思った以上に豊富なので、時間があるときにぜひじっくり比較してみてください。
また、セリアやキャンドゥといった他の100均と見比べると、意外なデザインが見つかるかもしれませんし、紙質や印刷のテイストも微妙に違って面白いですよ。
大切なのは、用途に合った文字やサイズをチョイスし、必要があれば手書きできる無地タイプも用意しておくこと。
まとめ買いしてしっかり保管すれば、急な場面でも慌てることなく対応できますね。
是非、この記事を参考にダイソーや他の100均に足を運んでみて、あなたの好みに合う短冊を見つけてみてください。
冠婚葬祭やお祝いの場面で「短冊がない! どうしよう!」と困ることが減り、スマートにご祝儀を渡せるようになるはずです。
それでは、素敵な短冊とご祝儀袋で、晴れやかなお祝いの気持ちを届けてくださいね。